中学受験 理科の勉強法!【苦手克服&偏差値アップの極意を伝授】

苦手克服!中学受験 理科の偏差値アップの勉強法

中学受験における理科は、生物、物理、化学、地学の4つの分野から出題されます。同じ理科ではありますが、それぞれ性質が異なっていて苦戦する受験生が多いのではないでしょうか?中学受験では4つの分野から満遍なく出題されます。ですのでどれか1つだけが得意でも、高得点を取れるとは限りません。

そこでこの記事では、中学受験業界を熟知した中学受験アンサー編集部が、中学受験における理科の勉強法について詳しく解説します。この記事を読むことで、どうやって勉強すれば偏差値アップに繋がるのかわかります。

【先に結論!】中学受験で第一志望に合格したい方へ

中学受験は理科ではなく、「社会」の出来で合否が決まります!
そのため、第一志望に合格したいのであれば、社会を家庭学習でまず最初に固めるのが断トツの近道です!

【社会を最初に固めるべき理由】
● 理科の1点と社会の1点は、総合点で考えれば同じ1点
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目次

中学受験 理科における最近の問題傾向

最近の中学受験の理科の問題傾向として、思考力が問われる問題が多くなっています。単に用語を問うような知識問題ではなく、実験結果の表やグラフから意味することを考えたり、用語の意味を問いたりする問題が多いです。そのため、一問一答のような問題ばかりをしていては、偏差値アップには繋がらないのです。

また、写真や図がカラー使用される問題も増えてきました。そのため、普段の勉強でテキストベースで暗記しているお子さんは、写真や図が出題された瞬間にわからなくなってしまいます。

中学受験の理科が苦手・成績が上がらない理由

理科が苦手・成績が上がらない理由は大きく分けて3点あります。

  • 基本的な用語が暗記できていない
  • 用語の意味を理解していない
  • 問題に慣れていない

基本的な用語暗記ができていない

偏差値が50以下のお子さんは基本的な用語暗記ができていない場合が多いです。用語の暗記ができていないと、文章に書かれている意味も理解できませんし、解説を読んでも意味がわからないと思います。このレベルのお子さんは根本的に理科に対する勉強時間が少ないことが多いです。ですのでまずは理科の勉強時間を増やして、基本的な用語暗記に努めてください。

用語の意味を理解していない

ある程度の用語を覚えたが、点数に結びつかないというお子さんは、用語の意味を理解できていないことが多いです

例えば地理の問題で深成岩という用語を問われる問題が出題されたとします。「ゆっくりと冷えて固まってできており、岩石の1つ1つの鉱物が大きく成長している火成岩を何と言いますか。」と問われると深成岩と答えられるお子さんは多いと思いますが、その逆で「深成岩とはどのような火成岩か説明しなさい」と出題されると答えられるお子さんは半分以下になるのではないでしょうか。

用語を覚えてもその用語が意味することはどのようなことなのか理解しておく必要があります。用語を暗記すると言うことは、ただ単に意味を問われてその用語を答えられるだけではなく、用語の意味を説明できるようになることです。

問題に慣れていない

ある程度の知識はあり、学校のテストでは点数が取れるのに、模試や過去問で点数が取れないというお子さんは、問題に慣れていない場合が多いです。学校のテストと模試や過去問で出題される形式は大きく異なっています。ですのである程度の慣れが必要です。何度も問題を解いていくうちに、同じような問題を見たことがある、この実験の問題よく問われるなと思うことが増えてくると思います。

中学受験を考えているお子さんは積極的に模試や過去問を解いて、理科の問題傾向を把握しておく必要があるのです。

理科の正しい学習の流れ

理科の正しい学習に流れは大きく3つのステップに分かれます。下の図を見てください。

理科の正しい学習 3つのステップ

まずは最も重要で基盤となる用語暗記から勉強していきましょう。よく入試は思考力が問われるので用語暗記は重要ではないと言う人がいますが、用語を暗記していないと、問題文を理解することができませんし、何のことを言っているのかわかりません。ですので問題を理解する上で用語暗記は必要になってきます。

用語暗記が出来たら次は基礎的な文章問題を解いていきます。ここでは、覚えた用語が実践で使えるのかどうかを確認していくことになります。用語暗記だけでは、用語同士の繋がりがありません。ですので文章問題を通してバラバラな点と点をつなぎ合わせるという作業に入ります。用語暗記をした上で、文章問題を解くことで、かなりの得点アップが期待できると思います。とにかく理科が苦手だからと言って問題を解こうするお子さんもいますが、必ず用語暗記をした後で問題を解いてください。

次は入試問題を解いていきます。ここまでの2つのステップを踏んで勉強してきたお子さんは、入試問題でも太刀打ちできるレベルになっていると思います。しかしまだまだ解けない問題やわからない用語が出てくると思います。入試問題を通して自分のわからない部分や弱点部分を見つけていけばいいです。このような学習の流れで進めることで理科の点数は伸びていくと思います。

中学受験 理科の勉強法【偏差値をアップさせるための勉強方法】

では、具体的にどのように勉強したら良いのかを一つずつ解説していきます。

まずは用語を暗記する

まずは用語を暗記することから勉強していきます。用語を暗記するときのポイントとしては、長時間やらないということです。用語暗記に2時間も3時間も取るのは賢い方法ではありません。少しの時間でいいので、毎日細かくやっていくようにしましょう。

漫画やアニメのキャラクターを覚えるのに、何時間もかけていないと思います。毎日のように触れているから自然と覚えているのです。これを用語暗記にも応用することで、自然と覚えられるはずです。

一問一答でもいいですし、文章の穴埋め形式で覚えるのでもいいです。自分の覚えやすい方法で覚えてください。覚えられた用語には印をつけておき、自分が覚えらえていない用語と覚えらえている用語を区別するようにしましょう。そうすることで反復しやすくなり、効率的に勉強ができます。

またテキストベースで暗記していると、どうしても場所で覚えてしまうことがあります。その対策として、保護者や友達に口頭で問題を出してもらうようにしましょう。そうすることでインプットだけでなく、アウトプットも出来ますし、なによりも記憶に残りやすいです。

用語の意味を説明できるか確認する

ある程度の用語暗記が出来たら、用語の意味を説明できるか確認していきます。一問一答の逆をしていくのです。今までは用語を隠して勉強していましたが、用語を隠さず用語の説明部分を隠して暗記していくのです。保護者が「〇〇てどう意味か説明してみて」と聞くのもいいです。

とにかく用語を他人に説明できるようになるレベルまで勉強します。ここでは声に出して勉強するようにしてください。誰かに教えているように勉強することが大切です。用語の説明は教科書や参考書通りでなくても大丈夫です。難しい言葉や言い回しを使わなくていいので、自分の言葉で用語を説明できるようにしてください。

どうしても用語の意味が理解できない場合は、保護者が解説してあげたり、学校や塾の先生に質問したりしてください。

次に文章問題をやっていく

用語暗記、用語理解ができたら文章問題をやっていきます。文章問題を解くときは必ず1ページごとに丸つけをしてください。何ページかやって一気に丸つけをしてしまうと、自分が間違えた問題に対してどうして間違えてしまったのか忘れてしまうからです。解いた直後に丸つけをすることで、自分がどうして間違えてしまったのか明確にわかります。

また付属の解説を読むだけでなく、教科書や暗記の時に使ったテキストも一緒に確認しながら丸つけをしてください。そうすることで、自分の覚えていることに間違いはないのか確認することもできますし、関連のある問題に対しての復習をすることができます。さらに間違えた問題は印をつけておき、再度解くようにしましょう。文章問題を勉強するときは色々な参考書に手を付けず、同じ参考書で何度も勉強するようにしてください。色々な参考書に手を付けてしまうと、どれも中途半端になってしまいます。

最後に入試問題を解いていく

文章問題がある程度できたら、入試問題を解いていきます。入試問題を解くときは必ず時間を測り、入試で指定されている時間を守ってください。入試問題を2日に分けるということはやめてください。必ず1日で解き切ってください。これは実践を意識するためです。

そして、解き終わったらすぐに丸つけをしましょう。丸つけをするときは、保護者か指導者と一緒にするには好ましいです。記述問題での採点は難しく、どこが合っていてどこが間違っているのかわかりにくいです。そのため十分に理解できる人と一緒に丸つけをしましょう。丸つけをし終えたら、今まで使ってきた教科書やテキストも一緒に使って復習をしていきます。

理科の偏差値をアップさせるための勉強方法まとめ

中学受験 理科の勉強法【単元別】

中学受験 理科の勉強法【生物】

生物は他の分野に比べて覚えなければいけない用語が多く、知識を問われる問題が多いです。そのため生物の単元は用語暗記に力を入れていきましょう。

また植物や動物の体の構造がイメージできるように、勉強をするときは必ず図を見ながら勉強しましょう。教科書に載っている図はどれも大切です。教科書をみないでも、図を描けるようになるまで練習しておきましょう。

なお、植物や動物の体の構造にはそれぞれ役割があると思います。その役割はどんな時に役立つのかどうして必要なのかを考えながら覚えるようにしてください。そうすることで深く理解することができます。

中学受験 理科の勉強法【化学】

化学の分野では知識問題はもちろんのこと計算問題が出題されます。知識問題では用語暗記だけでなく、実験の手順などがよく問われます。ですので実験道具の名称や手順、使い方は必ず覚えておきましょう

計算問題では比や割合を使った考え方が多く使われます。比や割合に苦手意識がある人は算数で比と割合の分野を復習するようにしてください。また計算問題を解くときは必ず途中式を書くようにしてください。複雑で難しい問題になればなるほど、一度の計算では求めることができない場合が多いです。そのため途中式を必ず書き、自分の考え方があっているのかどうか確認するようにしてください。

中学受験 理科の勉強法【物理】

物理は他の分野と比べて覚えることが少なく、計算問題や理屈で考える問題が多いです。そのため物理の場合は用語暗記よりも、問題を解くことにフォーカスした勉強がおすすめです

計算問題や理屈が占める割合が多いため、物理の得意、不得意で点数差がついてしまうことが多いです。ですので学校の授業や塾の授業をしっかりと聞くようにしてください。そして少しでも分からなかったら、必ず質問して疑問を解決してください。難しい問題になればなるほど基礎理解が重要になってきます。基礎を大切にして勉強を進めてください。

中学受験 理科の勉強法【地学】

地学の分野は他の分野と比べて知識問題が多いです。そのため対策しやすいですが、天体の動きが問われる問題を苦手としている多い印象です。そのため方角を正確に理解できているのかどうか今一度確認してください。

また、南中高度や南中時刻、星座の観測時刻や位置を計算する問題も出題されます。そのため時間に関する計算もできるようにしておきましょう。

中学受験 理科の偏差値に大きく差がでる!マスターしたい理科のテーマ

中学受験 理科【ばね】

ばねの問題では基本的に図やグラフを読み解いてそこから計算して、ばねが何cm伸びたか求めるものとなっています。しかし入試問題では横に伸ばしたものや、複数のばねを利用したものなど不定形で見たことないような図が出てくる場合があります。

グラフや表で加わる力に比例してどれだけ伸びているか示されているので、グラフや表を十分に理解することがばねの問題でのポイントとなってきます。

中学受験 理科【電流】

電流の問題では直列つなぎや並列つなぎ、電球による明るさの比較など中学受験の理科の中でも、非常に難しい問題が出題されやすい単元です。まずは電流とは何か、どう言ったときに電流が強く流れるかなど基本的な部分から理解していくことが大切です。

中学受験 理科【滑車】

滑車のメカニズムを理解するのが少々難しく、メカニズムを理解できていないと点数に結びつかないことが多いです。初めて学習するとき教科書や参考書だけでは理解が難しく苦戦が強いられる単元です。しかし、一度メカニズムを理解し、基本的な計算ができれば得点源となるので、最初の勉強が重要です。

中学受験 理科【星座】

星座に単元は星や太陽、月が動く原理やメカニズムの理解が必要となります。さらに星座や星の名前、星座の観測時刻や位置を計算する問題も出題されます。計算問題から暗記まで幅広く勉強する必要があるので、他の分野と比べて苦手としている人が多いです。しかし星座は日常生活で身近に感じることか多く、イメージしやすい分野でもあるので、一度好きになれば得意分野にできる単元です。

中学受験 理科の勉強法に最適!おすすめの問題集・参考書

中学受験における理科の問題集・参考書の選び方には大きく分けて4つのポイントがあります。

  • 解説が詳しいものを選ぶ
  • 1ページで1/3間違えるレベルのものを選ぶ
  • 出来るだけ色が使われているものを選ぶ
  • 子どもがやりたいと言ったものを選ぶ

それぞれのポイントは以下の記事で詳しく解説しています。また、おすすめの問題集・参考書も紹介しています。

こちらに関しては、「小学高学年 自由自在 理科:小学生向け参考書/基礎から難関中学受験まで(増進堂・受験研究社出版)」や、「中学入試 でる順過去問 理科 合格への926問 四訂版(中学入試出る順)(旺文社出版)」など、中学受験生に人気の問題集や参考書をランキング形式でしているのでご覧ください。

中学受験 理科の勉強には時間がかかる!省エネ&最短距離で受験に合格したい方はこちら

ここまでで、中学受験の理科勉強法について解説してきましたが、理科には覚える用語も多く、物理や化学といった難しい計算問題も多く出題されます。そのため、理科の受験勉強に費やす時間もかなり多くなるでしょう。

しかし、「理科にそんな時間をかけてられない」「最短距離で受験に合格したい」という方も多いはずです。そんな方におすすめなのが、社会を先に家庭学習で固めることです!冒頭でも述べましたが、社会には理科のような難しい計算問題は一切出題されません!暗記教科なので理科と違って学習センスは必要なく、覚えたことがそのまま得点に繋がります。

中学入試の総合点は、4教科の合計点です。つまり、科目別で難易度が違うのにもかかわらず、理科の1点も社会の1点も同じ1点なのです。入試本番で、受験生の正答率が5%以下の理科の超難問が解けたとしても、徳川幕府の最後の将軍が書けなければ、入試に落ちることもあります。そのため、絶対に社会を後回しにしてはいけません。

そんな社会を効率良く勉強して偏差値を上げたいという方には、中学受験の社会全単元をたった13時間のCDに集約させている「コンプリートマスター」がおすすめです!コンプリートマスターは日本で唯一の社会科専門塾「スタディアップ」の教材で、効率よく勉強できると受験生から非常に人気があり、中学受験 家庭学習用教材部門でも3冠を達成しています!

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実際に、これらの教材を活用して短期間で偏差値を10以上アップさせた受験生も多数存在します!「どうせ勉強するのだったら、省エネ&最効率で受験に合格させたい」「社会の偏差値を最速でアップさせて中学受験で合格を勝ち取ってほしい」という方は是非活用してみてください。

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中学受験 理科の勉強法まとめ

いかがだったでしょうか?中学受験の理科の勉強法について少しでも理解してもらえたと思います。とにかく基礎を大切にして段階を踏んで入試問題にチャレンジしてみましょう。基礎からの積み重ねが合格点に繋がります。

ただし、中学入試に最短距離で合格したいという方は社会を先に固めましょう。

中学受験で第一志望に合格したい方へ

中学受験は理科ではなく、「社会」の出来で合否が決まります!
そのため、第一志望に合格したいのであれば、社会を家庭学習でまず最初に固めるのが断トツの近道です!

【社会を最初に固めるべき理由】
● 理科の1点と社会の1点は、総合点で考えれば同じ1点
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最後までご覧いただきありがとうございました。

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