中学受験でタブレット学習や通信教育との上手な付き合い方

中学受験でタブレット学習や通信教育との上手な付き合い方

この記事を読んでいる方の中には、お子さんが中学受験真っ最中で、中学受験のための学習塾に通わせている親御さんも多いと思いますが、このご時世ですので、なるべく家庭学習の中で効果的に勉強させたいと思っている人もたくさんいらっしゃるでしょう。その手段の一つとして、ご家庭で勉強できるタブレット学習や通信教育をお探しの方も多いと思います。

中学受験において、周りと差をつけるためには「タブレット学習などの通信教育」を取り入れる方もいると思いますが、実際、こういったタブレットを使った教材や通信教育というのは、本当に中学受験に有効なのか、どのような評価なのか気になると思います。

この記事では、中学受験の偏差値アップに効果的な「タブレット学習」や「通信教育」について、紹介していきます。タブレット学習や通信教育ごとのおすすめ学習教材などについてもご紹介していきますので、最後まで是非ご覧になってみてください。タブレット学習や通信教育などの教材を上手に使いこなせられるようになれば、周りの受験生と差をグンとつけられるでしょう。

目次

中学受験で通信教育をお考えの方は、タブレット学習も選択肢の一つ

通信教育といった学習方法をお考えの方は、「タブレット学習」という通信教育も是非検討してみてください。「タブレット学習って、そもそも何のこと?」というように思われている方もいらっしゃることでしょう。

タブレット学習とはその名の通り、タブレット端末(スマートフォンとパソコンの中間にあるデジタル機器のこと)を用いて学習を進めていく学習方法です。

タブレット学習では、

  • 「ゲーム感覚で楽しみながら学習を進めることができる」
  • 「時間や場所を問わずに学習を行うことができる」
  • 「保護者である親の負担が減る」

といった特長があります。

タブレット学習を学習方法として取り入れれば勉強嫌いのお子さんでも、楽しみながら勉強に取り組めるようになるかもしれません。タブレット学習では、問題に正解するとアイテムが手に入ったりと、ゲーム感覚で楽しめるものもあります。タブレット学習を進めていく上で、その他にも、子どもたちを飽きさせない工夫がされているのです。

また、タブレット学習はタブレット端末という携帯機器で学習を進めていくことができます。そのため、インターネット環境を必要としない教材であれば、いつでもどこでも学習を進めていくことが可能なのです。学校と自宅への移動時間や、ちょっとしたスキマ時間にタブレットを用いて学習を進めることができます。

「ドリルやノートだって、いつでもどこでもできる!」と思われる方もいらっしゃるでしょう。しかし、体裁や利便性などにおいて、タブレットでの学習の方が優れています。電車の中ではドリルなどの学習より、タブレットを使った学習の方がスマートで使いやすいし、暗いところではタブレットの方が見えやすいでしょう。

さらに、タブレット学習は情報量が多く分かりやすく、分からない問題などは解説してくれます。
そのため、中学受験における親の負担を大きく解消してくれるでしょう。その他にも「自動採点機能」「動画での解説」「子供に合った学習」などの機能がついています。

そんなタブレット学習ですが、もちろんメリットばかりではありません。タブレットを使っているため他のアプリで遊んでしまったり、教材によっては手元にあるタブレットではなく専用のタブレットが必要になるというデメリットもあります。

インターネット環境が必須の教材もあるため、費用が高くかかってしまうこともあるのです。

そういったデメリットを併せもつタブレット学習ですが、それを補うメリットがたくさんあります。希望の学校に入学するためにも、積極的にタブレット学習も選択肢のひとつとして考えてみましょう。

そこで、タブレット学習を取り入れた中学受験を成功させるためのコツがあります。それは、「親も中学受験の勉強に参加する」ということです。こう言うと、少し語弊が起きてしまうかもしれません。もう少し具体的に言うと、「お子さんがタブレットで学習を進めていく上で、どうしても分からないという問題は親が教えてあげる」ということです。

裏を返せは、タブレット学習の欠点は、自分のペースで学習する事になることです。自分で勉強する時間を守れるのなら何も心配はいりませんが、そうでない場合、せっかくの環境も無駄になってしまう可能性が高いでしょう。

そこに費やした勉強時間も費用も無駄になる可能性がありますので、タブレット学習をする時は最初のうちは、親が手助けをしたり、進み具合を見てあげたりした方が良いでしょう。

タブレット学習は便利な機能が豊富についているため、「ひとりで学習する癖を身につけられる」という恩恵も得られます。最初のうちは、お子さんと親御さんが上手に連携すれば、中学受験を良い方向に進めていくことができるでしょう。

ここまで読んでいただければ、タブレット学習に興味を持ち始めたという方も、少なからず出てきたことでしょう。それでは、タブレット学習を取り入れている教材にはどういった種類があるのかについて、ここからは見ていくとしましょう。

タブレット学習の教材には、どういったものがあるのでしょうか?

タブレット通信教育学習のおすすめ教材5選

タブレット学習を取り入れた通信教育を選んでいく上では、

  • 「子供が楽しんで学習に取り組んでいけるか」
  • 「中学受験における基礎学力や応用力を高めていけるか」
  • 「タブレット教材に毎日取り組めるといった継続性に期待できるかどうか」

といったポイントを抑えておくことが大切です。

タブレット学習を取り入れていく理由として、最も大きいのは「子供が楽しんで学習に取り組めるようにしたい」ということでしょう。子供が楽しんで学習に取り組むということを期待してタブレット学習を取り入れているという方は、多いのではないでしょうか。

楽しみながら学習に取り組めるようになれば、お子さんが積極的に勉強するようになります。また、毎日継続してタブレット学習に取り組めるということにもつながるでしょう。そのため、「楽しみながらできる」という要素は非常に大切なのです。

そして、「タブレット教材を取り入れることによって、学力の向上はしっかりとできるのか」ということもしっかりと確認し、よく考えることが大切です。「この教材はうちの子の学力向上につながるか?」ということを、タブレット教材を選ぶ上では考えましょう。

それでは、ここからはタブレット学習の教材選びのポイントを踏まえた上で、おすすめの通信教育についてご紹介していきます。

タブレット通信教育の教材には、「スタディサプリ小学講座」「ベネッセ」「Z会の小学生タブレットコース」「すらら」「デキタス」などがおすすめです。これらおすすめタブレット通信教育教材について、ひとつずつ見ていきましょう。

スタディサプリ小学講座

有名なタブレット学習として、「スタディサプリ小学講座」が挙げられます。スタディサプリ小学講座では、講師による解説動画を見ながら勉強の基礎から学べるようになっています。

また、前学年において苦手だった科目の解消や得意科目の先取りなども、スタディサプリ小学講座では行うことが可能です。さらに、小4〜高3までの全教科の授業を追加料金なしで受講することも可能となっています。

スタディサプリ小学講座ではサポート機能も充実しており、お子さんの学習における進捗を確かめることができる「保護者用管理画面」を設けています。保護者用管理画面では、お子さんが学習に取り組んだ時間や問題の正答率などを確認することが可能です。

費用も比較的安価で済むため「中学受験にかける費用をなるべく抑えたい人」「学年を超えて勉強したい人」に向いている学習教材だと言えるでしょう。

Z会の小学生タブレットコース

「Z会の小学生タブレットコース」も、有名なタブレット学習教材のひとつです。お子さんの学習状況をカリキュラムに即時反映し、学力を高めるために適切な問題を出題するというシステムになっています。お子さんの理解を促進するために、デジタルという強みを活かした動きのあるアニメーションによる解説も大きな強みだと言えるでしょう。そのため、紙媒体でも表現できないようなことでも、アニメーションで上手に表現することが可能となっています。

また、お子さんの予定に合わせて進捗管理を行ってくれる「学習カレンダー」という機能も、Z会の通信教育には備わっています。こういった自動スケジューリング機能はお子さん自身でも調整や変更ができるため、機転を利かしたスケジューリングが可能です。

さらに、担当指導者によるサポートも充実しており、保護者による管理も可能となっています。Z会の通信教育は、「タブレット学習でガッツリ中学受験の勉強をしたい」という方向けの通信教材と言えるでしょう。

すらら

タブレット学習教材のひとつとして、「すらら」というものが挙げられます。すららも、アニメーション教材を用いて、ゲーム感覚で学習を進めることが可能です。

さらに、お子さんの学習理解度に合わせたドリル機能やテスト機能もついているので、お子さんのペースに合わせた効率の良い勉強を進めることができます。

そして、「すららコーチ」というプロの講師がついてくるということが、すらら最大の特長だと言えるでしょう。すららコーチは「お子さんの学習環境のヒアリング」「学習スケジュールの調整」「保護者にもお子さんについてのアドバイス」といったことをしてくれます。すららコーチは受験生の良きサポーターといったところでしょう。

また、「無学年学習方式」というお子さんの学年関係なく勉強することができる方式を、すららは取り入れています。そのため、「お子さんのペースに合わせた学習をしたい」という方におすすめの学習教材だと言えるでしょう。

デキタス

「デキタス」も、タブレット学習教材として挙げることができます。デキタスは、小中学生向けのWeb学習システムのことです。お持ちのタブレットを用いて、デキタスの教材で勉強を進めることができます。デキタスはアニメ風の授業を取り入れているということが挙げられるでしょう。

さまざまなキャラクターを登場させて学習をすすめていくという形式なので、「勉強が嫌い、苦手」というお子さんでも取り掛かりやすい内容となっています。

デキタスはテスト機能なども充実しているため、基礎学力を向上させることも可能で、勉学を継続しやすいという特長があります。

スマイルゼミ

「スマイルゼミ」も、タブレットで学習教材のひとつげることができます。スマイルゼミでは、専用のタブレットを使用することで、自宅にいながら「英語」「国語」「算数」「社会」「理科」といった基礎的な科目の学力を向上させることが可能です。

各教科の偏りをつくらないように、お子さん一人ひとりの進捗状況がすぐに分かるプログラムを作成し、バランス良く学ぶことが可能です。

自動丸付け機能や、丁寧な解説機能も充実しているので、効率良く勉強を進めていくことができるでしょう。そして、お子さんの学習の進捗に合わせた学習プログラムを作ってくれます。そのため、お子さんの苦手をそのままにせず、苦手を解消しつつ学習を進められるようにしてくれるでしょう。

スマイルゼミは、お子さん一人でも学習を効率良く進めることができます。そのため、「マイペースに一人で勉強したい」という方向けの学習教材だとも言えるでしょう。

タブレット学習の他にも選択肢はある!おすすめの通信教育教材3選

ここまでは、近年において利用が急増しているタブレット学習という通信教育についてご紹介してきました。ただ、タブレット学習は通信教育のあくまでひとつです。実際の本格的な中学受験の前段階とお考えいただくほうが良いですね。

通信教育には、「専用のドリルを使った通信教育」「Web進行形式の通信教育」などのさまざまな形式があります。タブレット学習と形式は異なりますが、上述した「親と子の連携」が変わらず大切だと言えるでしょう。

それでは、タブレット学習の他にはどういったおすすめ通信教育サービスがあるのか、ここから見ていきます。

スタディサプリ

上述した「スタディサプリ」はタブレット学習と併せて、授業動画を参考にしながらオリジナルテキストを利用するという通信教育も可能となっています。

お持ちのスマートフォンやタブレットで視聴できる授業動画と、授業に対応したテキストをレベル別に受講することが可能です。タブレット学習と同じように、「基礎学力の向上」「前学年のおさらい」「サポート機能」といった機能も充実しているので、お子さんの学習をスムーズに行えるようにしてくれるでしょう。

年会費や初期費用もかからず、基本料金も月額1980円(税抜)と非常に安価な受講料となっているのがお分かりいただけると思います。このようにスタディサプリは、有名な通信教育の一つでしょう。

進学くらぶ

「進学くらぶ」は、四谷大塚の小学4〜6年生を対象とした通信教育です。「予習→授業→テスト」を一週間で行うという四谷大塚の学習システムを用いた学習を自宅で進められるという進学くらぶ。

また、自宅にいながら塾講師の授業を受けられるということも、進学くらぶの特長と言えるでしょう。そのため、進学くらぶではお子さんの学力を飛躍的に向上させることが可能だと言えます。

進学くらぶでは毎週テストを行っているため、お子さんの勉強における理解度を定期的に確かめることが可能です。その他にも「予習ナビ」「復習ナビ」「成績管理」といったさまざまな機能もあるようです。

Z会の通信教育中学受験コース

「Z会の通信教育中学受験コース」も、通信教育のひとつに挙げられます。難関大学・高校への高い進学実績を持っているZ会によるサービスです。

Z会の通信教育中学受験コースでは、お子さんのペースで質の高い知識を幅広く養うという「要点学習指導」、アウトプットの精度を徹底的に高めるという「演習・答案作成指導」、生徒一人ひとりへの的確なフィードバックをするという「個別学習指導」という3つの指導に重点を置いています。

また、Z会では「トータル指導プラン」と「塾併用要点学習プラン」という2つの学習プランを選ぶことが可能です。トータル指導プランは、上述した3つの指導と各種サポートすべてを手厚く受けることがプランとなっています。(このプランは対応するiPad端末とタッチペンが必要。)

塾併用要点学習プランは、塾に通いながらハイレベルなインプット学習をしたいという方の対象のプランのようです。(このプランは対応するパソコンやタブレットが必要)

まとめ (スタディアップ教材であれば、本格的な中学受験勉強ができる!)

中学受験における「タブレット学習」と「通信教育」について理解を深めることができたでしょうか。ハイレベルな中学受験を勝ち抜いていくためには、小学校の授業だけでは厳しいのが現状です。

ただし、塾に通わずにタブレット学習や通信教育だけで中学受験を完結させるのは本当に難しいです。今回紹介したのは、あくまでも、本格的な中学受験に入るまでの導入程度でお考えいただくと良いでしょう。

なお、スタディアップの提供する通販教材あれば、社会科のみにおいては、塾や通信教育、タブレット学習に頼らずに、中学受験を社会で勝ち抜いていくことができます。

受験生の中には、塾の授業と併せてスタディアップの教材をバランス良くこなす方も多数いらっしゃいます。
そして、スタディアップの教材を使う中学受験生は年間に3,000人を超えています。

この記事をご覧いただいた方は、是非、お子さんのペースで効率の良い中学受験を行っていきましょう。

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