中学受験の際、多くの人が悩む問題の一つが内申書、内申点です。受験の合否にどのくらい関係する可能性があるか明確な情報も開示されないため、小学校でどのような活動をすべきか、内申書を担任に依頼するタイミングやお願いの仕方など細かなところまで気になってしまうと思います。
この記事では、内申書が中学受験にどのくらい影響するのか、内申書を作成してもらう際にはどのような注意が必要なのかを紹介します。
中学入試まで時間がない場合、今から算数や国語を勉強しても得点アップにはあまり繋がりません。
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なお、中学校によっては、小学校の先生に記入をしてもらわなければならない調査書の提出を求められることがあります。調査書に関しての情報を知りたい場合は、下記の記事も参考にして下さい。
中学受験で提出する内申書とその内容
中学受験で提出する内申書はどのようなものなのでしょう。また、記載される内容はどのようなことでしょうか。
一般的には小学校の通知表
内申書とは、基本的には小学校の通知表のことです。その中でも各教科の成績を5段階や10段階評価で点数化したものを内申点と呼びます。小学校での成績や、学習態度、クラブ活動、出欠状況といったものを受験する中学校が把握するために提出を求められます。
一般的には内申書は小学校の通知表のコピーで問題ありません。しかし、学校によっては内申書としてオリジナルの書式に学校の先生が手書きで記入をして提出をするよう求められるケースもあります。ただ、最近は学校の成績表のコピーのみで別途書類作成が必要ない学校の方が多いです。
どの期間のものを提出するか
学校によっても異なりますが、私立中学の場合には小学校6年生のもののみ提出、公立一貫校の場合には小学校5年生と6年生の2年間分を提出するケースが多いです。中には小学校4年生からの3年間分の提出が必要という学校もあります。
受験をする際、いくつかの学校で内申書の提出が必要となる場合には、何年分が必要なのかよく確認することが大切です。過去の通知表は手元に持っているのですぐに用意ができると思いがちですが、両面コピーをしたり、学校指定のサイズに変倍したりといった作業が必要になるので、意外と内申書の用意は手間がかかります。
また、受験前にギリギリで志望校変更をすることもあります。受験前は忙しくなるので、冬休みの間に内申書は念のため小学校5年生以降のものを何枚かコピーを作成しておくと安心です。
中学入試に内申点は影響するのか
中学受験では、内申書の提出があっても基本的には参考資料として使われ、合否を決める大きな要素は入試本番の点数になります。ただし、内申書の重みは私立中学と公立中高一貫校とではかなり違うので気を付けましょう。
私立中学の場合
私立中学の場合、内申書の提出が必要なのは一部の学校です。多くの学校では内申書は提出の必要がありません。そのため、基本的には内申書の内容が合否に与える影響は少ないとされています。
ただし、極端に成績が低かったり、欠席が多かったり、と目立つ項目がある場合には気を付けましょう。入学してもきちんと通えないのではないかと判断され、チェックされることがあります。体調を崩して入院をしたなど、何か明確な理由があって成績や欠席に影響があった場合には、その旨を担任に一筆添えてもらえると良いでしょう。
私立でも内申書を重要視されるケースもある
私立中学の中には内申書を重要視する学校もあります。学校から明確に「内申書を重視します」といったアナウンスがされることは少ないですが、先輩ママや塾から噂を聞くことがあるでしょう。学校からの情報ではないものの、私立中学でも内申書をしっかりと確認している学校はあります。
まずは面接のある学校です。合否には直接影響がなかったとしても、内申書に書かれている内容について面接で質問されることは少なくありません。内申書の中に書かれるクラブ活動や委員会活動については質問されることを想定して準備しておくと安心です。
また、卒業生の知り合いの記入欄がある学校は内申書や調査書の情報を確認する学校が多いです。卒業生が身近にいるということで学校の雰囲気や理念を理解していると判断し、加点されたり同率の場合に合格させてもらえたりといった措置が取られるケースがあります。ただし、こういった卒業生は対象となるのは近親者のみであり、受験生の兄弟や保護者、親戚までが限界です。ご近所さんや知り合いといった程度だと書いてもほとんど意味はありません。
国立や公立一貫校の場合
国立や公立一貫校の場合には、筆記でのテストと報告書や内申書によって合格者を選びます。そのため報告書や内申書はとても大切なものです。テストの結果と報告書の配転比率は学校によって違いますが、多くの学校ではテストと報告書が8対2の比率となっています。この比率は学校の募集要項などの書類を確認すれば知ることができます。
報告書の内容については学校によって異なりますが、どの学校でも一般的な報告書で記入することになる出欠状況や学級内での活動といったことが書かれます。お願いするときになって「担任の先生に書いてもらえることがない」と焦るようなことがないよう、できればクラス内の活動やクラブ活動でリーダーをしたり、演奏会で伴奏をしたり、と特技を生かして学校内で活躍する場を設けておくと良いでしょう。
国立や公立一貫校はなぜ内申書を重視するのか
私立中学と異なり、国立や公立一貫校では内申書を重視するのはなぜか気になる人も多いでしょう。理由はいくつかありますが、まずは、入試問題の独自性が高いことです。特に公立一貫校の場合には適性検査は私立中学受験で必要な知識を問うものとは内容が異なります。試験を行っても子どもの将来の学力を測ることが難しい内容になっています。
また、調査書によって子どもの日常生活の様子を把握することができます。生活態度や協調性、忍耐力、勤勉さ、といったものは中高一貫校に入ってからの生活で大切にされるのはもちろんのこと、大学受験でも必要な力だと考えられているため、備わっているかを確認されるのです。
最後に、やはり出欠状況は重視されます。公立一貫校は授業の進みも早いので休んだらついていけなくなることも少なくありません。ちょっとのことでは休まない、電車やバスを使っての通学もできる体力がある、学校が好きである、ということはとても重要視されます。
国立や公立一貫校というと、学校行事の中でリーダーシップをとることができる、スポーツや芸術など秀でたものがある、といった優秀な生徒が多い印象がありますが、決してそのようなことはありません。地味にコツコツ頑張るまじめな生徒も多く通っています。
ただし、内申点が低かったとしても、中学入試で高得点を獲得すれば、合格するケースはあります。内申点に自信がない方は、中学入試に向けてベストを尽くしましょう。
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内申書のためにどのような活動をしておくと良いのか
先程も述べましたが内申書を書いてもらうときになって「書いてもらうことがない」と焦っても手遅れです。早いうちから取り組みが必要になります。具体的にどのようなことに取り組んでおくといいのでしょう。
授業はまじめに参加する
当然のことですが、授業にはまじめに参加するようにします。中には「塾で勉強しているから知ってる」とか「塾で勉強してるから学校の授業は適当でいいや」といったことを言う子どももいますが、もちろんそのような学習態度は厳禁です。
小学校の成績はテストの点数だけでなく学習態度も反映されます。塾に通っていて学校の内容が理解できており、なおかつ適性検査の結果が良好だったとしても、学校の成績があまりよくなかったら授業態度が悪いとみなされ、評価は下がります。授業にはきちんと参加すること、宿題はきちんと取り組むことを心がけるようにしましょう。
授業以外の活動にも積極的に取り組む
クラブ活動や委員会活動など、参加できるものがあれば積極的に参加したほうが評価は良くなります。リーダーにならなくても積極的に参加できていれば十分です。リーダーとして活動したり、クラブ活動で優秀な成績を修めたりしなくても問題ありません。「掃除を自発的にしていた」とか「花の水替えをしてくれていた」とか地味な活動でも熱心に行っていれば先生から評価され、内申書の特記事項に書いてもらうことができます。
内申書の提出がある学校を受験する際に保護者が気を付けるべきこと
内申書の提出があるとなると、少しでも合格に近づけるよう保護者もいろいろと神経を張るものです。しかし、逆効果になることもあるので、以下のような注意点を意識して気を付けましょう。
無理に子どもに特別な活動をさせる必要はない
保護者の中には、子どもの内申書に何か秀でたものを残せるようにと習い事を頑張らせたり、学級活動でリーダーシップをとるように言ったりすることもあります。たしかに内申書に良い評価があると加点対象となり合格に近づけるのではないかと思うものです。しかし、無理に苦手なことを頑張らせてはいけません。
もちろん公立一貫校に合格している子の中にはスポーツで優秀な成績を修めていたり、学級委員をしていたり、といった秀でた才能がある子やリーダーシップが取れる子が合格しているケースも多いです。
しかし、合格者の中には特別な活動がない子の方が多いです。特別な活動があるからといって必ずしも合格するわけではないので、子どもにスポーツやリーダーシップをとることを無理強いする必要はありません。
試験対策は万全に
内申書の提出は求められますが、成績が伴っていなければ内申書がどれだけ素晴らしいものであったとしても合格は難しいです。内申書に書かれる内容にばかり目が行きがちですが、しっかりと学力をつけることも頭に入れておきましょう。
塾の勉強はもちろんのこと、学校の勉強も試験で大切になります。学校の授業で、塾で学んだ内容を復習したり、塾の問題で出てきた実験に実際に取り組んだりといった経験は試験勉強にかなり役立ちます。保護者からも授業を大切にするよう声掛けをしましょう。小学校6年生の2学期以降は過去問演習もしっかりと行うことが大切です。
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内申書作成の依頼方法
担任の先生に内申書の作成をお願いするのはどのような流れになるのでしょう。学校によって細かく指示がされることもありますが、一般的な流れを紹介します。
夏休み前に受験の意思を伝えておく
受験生の多い地域の場合、先生の内申書作成もかなり手間がかかることになります。そこで、夏休み前の保護者面談の段階で中学受験をするつもりであること、内申書の作成が必要な学校を受験する予定であることを伝えておきましょう。事前に伝えておくことで、先生もクラスの受験希望者の人数や作成予定の内申書や調査書の枚数が把握でき、行動しやすくなります。
もしも受験校が確定しておらず、内申書や調査書が必要になるかどうかわからないという場合も、念のために書いておきましょう。後から追加になるほうが先生も対応が大変です。面接のような口頭で伝えられる場がある場合には、正直にどのような状態か伝えやすいです。
学校によっては夏休み前に一斉調査の紙が配布されることもあります。調査の紙が配布された場合にも、受験する可能性がある学校はすべて書くようにして、受験することが確定していなくても内申書や調査書の必要な学校がある場合には受験予定と記載しておきましょう。
2期制の場合には注意が必要
内申書のかわりに通知表のコピーの提出で良いという学校は家庭でコピーをして願書に同封するだけで内申書作成の業務は終わりです。3期制なら冬休みに通知表を持ち帰ったところでコピーすれば問題ありません。
気を付けなければならないのが2期制の場合です。2期生の場合、多くの学校は冬休みには通知表を持ち帰りません。そのため冬休みのうちに出願準備をしようと思っても手元に通知表がないために内申書の作成ができなくなることがあるのです。2期生の場合には秋休みに通知表を持ち帰ったところでコピーの作成をしておきましょう。
志望校が確定していない場合には、必要になったときに焦らなくていいように手元にコピーを作成しておきます。原本を持っておけば複製することは可能です。しかしコピーのコピーだと写りがあまり良くないので、作成時には3枚ほど余裕をもって印刷しておくようにしましょう。
万が一コピーを取り忘れていて、後から内申書が必要となった場合には学校にお願いすれば通知表を子どもに預けてくれたりコピーを手渡してくれたりします。手元に通知表のコピーが無いから受験ができないとあきらめる必要はありません。ただし、受験前は小学校6年の担任が最も忙しい時期です。少しでも手を煩わせないようにするためにも、コピーは必ず用意しておきましょう。
担任の作成が必要な内申書の場合の依頼する際の注意点
内申書や調査書の作成をする際にはどのようなことに気を付ければよいのでしょう。少しでも担任に負担をかけず、作成に応じてもらえるよう、いくつかのことに気を付ける必要があります。
依頼する時期
担任が記入しなければならない内申書がある場合、早めに渡したいと思う保護者も多いです。しかし、受験にかかわる重要な書類なので、あまり早くから手渡すと先生も取り扱いに神経を使い迷惑をかけることになります。
そこで、渡すのは11月下旬から12月上旬にしましょう。学校によっては内申書や調査書の依頼期間が指定されるケースもあります。学校からの説明をよく聞いておくことが大切です。
複数校の作成が必要な場合
内申書以外にも調査書がある場合には複数の書類を作成してもらうことになります。混同したり取り違えたりすることが不安で1種類ずつ受け渡しを希望する保護者もいます。しかしやり取りをするかい数が増えると担任に余計な手間をかけることになります。
また、内容的に重複しているものは同時に書いたほうが効率的です。そこで複数の学校で内申書や調査書が必要な場合には、一度にすべての学校を渡すようにしましょう。取り違えや内容の誤りが心配な場合には、ポストイットを付けたり、学校ごとにクリアファイルに入れて渡すようにしたり、募集要項にマーカーを引いたりといったことをして担任がわかりやすいようにしておきましょう。ミスが減るだけでなく、作業が進めやすくなります。
必要以上にお願いをしない
どうしても合否に影響するものであるため、印象が良くなるように金品を添えてお願いをすることを検討する保護者もいます。業務外の仕事をお願いしているという気持ちを持つことは大切ですが、金品を贈る必要はありません。あまりにもしつこくお願いをしたり、金品を贈ったりした方が心象が悪くなり、内申書や調査書に悪影響を及ぼす可能性も否めません。
お願いをする際には、内申書や調査書を渡す際に一筆添えたり、作成してもらった後にお礼の手紙を渡したりすることを心がけるので十分です。電話や口頭でお願いやお礼をしたいと思う保護者もいますが、担任も多忙な時期なので無理に時間を割いてもらうよりは、手紙のほうが担任にとっても助かります。
まとめ
中学受験では参考資料として内申書の提出が求められることがあります。通知表のコピーで代用できる学校も多いですが、内申書として提出が必要な場合には担任に依頼して作成してもらわなければなりません。
作成依頼の際には、できるだけ担任の負担にならないよう学校からの指示に従い、スマートに依頼することを心がけましょう。
中学入試まで時間がない場合、今から算数や国語を勉強しても得点アップにはあまり繋がりません。
中学受験は算数や国語ではなく、「社会」の出来で合否が決まります!
そのため、総合点をあと10点アップさせたいのであれば、残り限られた貴重な時間に社会の勉強をすることが断トツの近道です!
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