中学受験というと難関校の定番は「御三家」でした。男女ともに人気が高く、毎年多くの人が志望しています。しかし、最近「新御三家」という言葉もよく耳にするようになりました。これから難関校の受験を検討している人にとっては、新御三家の情報についてもおさえておくことが望ましいでしょう。
新御三家についても、従来の御三家同様にそれぞれの学校に特色があります。また、入試日程が一日だけではない学校が多く、御三家との併願が可能です。受験をするにあたって情報収集をしておくことで、御三家と新御三家の中から家庭の方針に合った好みの学校を選んで受験することができます。
そこで、この記事では、最近どんどん人気となり、難易度が上がっている新御三家について、男女それぞれ紹介をしていきます。新御三家に興味があるという人、難関校についての知識を身につけたいという人は、是非参考にしてみてください。
中学受験は算数や国語ではなく、「社会」の出来で合否が決まります!
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中学受験における男子の新御三家とその特徴
中学受験における男子の新御三家は駒場東邦中学校、海城中学校、巣鴨中学校の3校です。それぞれの特徴はどのようなものがあるのでしょう。具体的に紹介していきます。
駒場東邦中学校
新御三家の一つである駒場東邦中学校は高校からの募集を行っていない完全中高一貫校です。近年東大合格者を多く輩出していることで人気が高まりました。都心近くに校舎があり、2駅利用できるアクセスのよい場所にあるという点でも人気です。部活動も活発で、中でも水泳部が行う男子シンクロの「ウォーターボーイズ」は文化祭の目玉となっています。文化祭に足を運んで志望校に選んだという子も多くいます。
駒場東邦は入試が2月1日の1回しか実施がありません。御三家と試験日が重なっているという点で、難関校志望者が分かれて受験をするという点で新御三家のほかの学校よりは少し軟化傾向が見られています。とはいえ、この2年間は実質の合格倍率が2倍を超えており相変わらず難易度は高いです。
入試は算数と国語は60分で120点満点、理科と社会が40分で80点の傾斜配点となっています。試験時間が長めに設定されていますが、どの科目も時間のかかる問題が多いです。国語は大問が1つしか出題されず、説明を必要とする記述問題が出題されます。社会では思考力を問う問題、理科も実験観察の問題など、知識を詰め込むだけでなく、身につけた知識を活用する問題が出題され、通り一辺倒の対策では足りません。塾の授業の内容を完全に理解して自分のものにして、その知識をもとに考える応用問題まで取り組んでおく必要があります。
海城中学校
海城中学校も高校からの募集をしていない完全中高一貫校です。もともとは高校入試で積極的に生徒募集をしていましたが、倍率の低下が続いたことで完全一貫校に切り替えました。その成果もあって中学入試で安定的に上位性が入学するようになっています。最寄り駅が新大久保駅で駅から5分ほどの場所にあり、前身である海軍予備校を含むと100年以上の歴史がある学校ということで人気です。医学部への進学率が高いこと、男子校には珍しいかるた部があるということでも知られています。
海城中は試験日が2月1日と3日の2回あります。そのため3日には御三家をはじめとする難関校を受験する生徒が併願受験をするため難易度が高いです。入試の実質倍率も3倍近くあり、合格するためには十分な対策が必要になります。
試験科目は国語と算数が120点満点で50分、理科と社会が80点で45分です。特に算数はひねりのある問題や発想力を求められる問題が出題されるので、塾のテキストだけでなく過去問を繰り返し解いてコツをつかんでおく必要があります。理科社会も基礎知識だけでは対応しきれないので、記述対策や計算問題などのトレーニングが不可欠です。
巣鴨中学校
巣鴨中学校は男子新御三家の中で唯一高校からの募集も行っている学校です。東大合格率は他の2校には若干劣りますが、2016年に校舎の建て替えが行われ、新しい校舎で勉強できるという点で人気があります。また、学校独自の「強歩大会」や「早朝寒稽古」といったイベントがあり、強くたくましい男子を育てる校風に魅力を感じる生徒も多いです。
入試においては試験が3回設けられており、なおかつ2019年度より午後入試を導入し、算数選抜試験が行われています。算数のみの試験が行われること、午後に入試が受けられることから御三家や他の新御三家との併願者も多いです。
入試は国語と算数は100点満点で50分、理科社会が50点で30分となっており、算数入試は100点満点で60分となっています。全科目共通して、どの入試問題においても偏差値に比べて難易度の高い問題が多いです。算数は標準レベルの問題が増えていますが、すべて途中式や考え方の記述が求められるので記述対策が必要でになります。理科はオーソドックスな問題が出題されますが、社会は記述問題や複雑な正誤問題が出題されるので特訓をしておかなければなりません。すべての科目でそれぞれに対策が必要となるので、早いうちから受験を意識して対策をしておく必要があります。
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中学受験における女子の新御三家と特徴
女子の新御三家は豊島岡女子学園、鷗友学園女子中学校、吉祥女子中学校の3校です。それぞれにどのような特徴があるのでしょうか。
豊島岡女子学園
豊島岡女子学園は第一志望としての人気も高いですが、初日の入試が2月2日であるために女子御三家をはじめとする難関校の志望者も併願する人気校です。もともとは高校からの募集も行っていましたが、2022年度入試から高校募集が停止されています。
もともとは女子裁縫専門学校として開校しているため、今でも朝には5分間の運針の時間があるのが特徴です。礼儀作法を重んじていて、やさしさと思いやるのある品位ある女性を育てる教育を行っています。
入試は2月2日、3日、4日の3日設定です。初日が最も合格者が多いですが、受験者も多くここ数年は1000人を超えることも少なくありません。2回目以降の入試は合格者数が絞られていることもあり、倍率は5倍以上ととても狭き門となっています。第一志望の場合には2日の受験は必須といえるでしょう。入試は国語と算数が100点、理科社会が合わせて100点の傾斜配点であり、理科と社会は合わせて受験が行われます。
鷗友学園中学校
鷗友学園中学校も完全中高一貫校です。近年の東大をはじめとする難関大学の合格者数の増加に伴い、受験者数が増えています。ミッションスクールではないですが、キリスト教の精神を学校の教育の基盤としていた心の教育が行われているのが特徴です。
生徒が主体的に学ぶことができるカリキュラムを整備しており、年間の行事やクラブ活動も教育の一環としています。授業外の活動が充実していることで、学業だけでなく内面の教育も重視されているという点で人気が高いです。
入試は以前は3回試験が行われていましたが、今は1日と3日の二回となっています。4科目すべての試験時間が45分であり、すべて100点満点の均等配点となっているのが特徴的です。算数の問題はすべて記述式で解答用紙に解き方を書く必要がありますが、その分答えが間違えていても途中式での部分点の加点があります。そのため、丁寧に指揮を書いて取り組むことが大切です。社会も記述問題が多く、塾の授業で学ぶ知識をただ身につけるだけでなく、身につけた知識を使って自分の考えを書く練習が求められます。受験にあたっては、万全の対策が必要です。
吉祥女子中学
吉祥女子も第一志望としての受験者数だけでなく、他の女子御三家をはじめとした難関校を受験する人たちの併願校として人気があります。特に3回目の入試は入試日程の後半ということもあり、毎年倍率が高くとても難しい試験でした。しかし、今は試験日程は2月1日と2日の二回設定に変更がされています。
もともとは1948年に高校が設立されて以来、高校入試も行われていましたが2007年から完全中高一貫校として運営しています。知的探求心を大切にしており、知識欲を柔軟な発想力を伸ばすための独自の教材や指導法を取り入れているのが特徴です。大学受験に備えて先取り学習をするだけでなく、様々な学校と高大連携を結んだり、外国語教育に熱心に取り組んでいたりします。
入試は現在2回となっており、2月1日と2日どちらも午前に実施されています。国語と算数は100点満点で50分、理科社会は70点で35分の傾斜配点です。実質倍率はどちらの日程も2.5倍から3倍の間となっていますが、第一志望の生徒も多いので難易度は決して低いとはいえません。
女子はサンデーショックに注意
サンデーショックというのは、東京神奈川の私立中学の入試でいわれるもので、2月1日が日曜日の年に起こるものです。一部のキリスト教系の私立中学は日曜日が2月1日になると、2日に入試を移行して実施をします。それに伴い、例年は2月1日で受験日が重なっているはずの御三家と新御三家の学校の入試が1日と2日に分かれることになり併願パターンが例年と異なるスケジュールになるのです。
キリスト教系の学校でなくても、他のキリスト教系の学校が入試日を2日に移行することで逆に1日に試験を移行する場合もあり、例年とは併願スケジュールが異なって受験できなくなる学校が出てきたり、普段とは全く異なる併願パターンで受験することになったりするので、合否が例年と異なることがあるので細心の注意を払って併願を組むことが必要です。
入試の倍率も、サンデーショックの年には例年とは全然違う数値となることがあるので、倍率の推移を確認する際にはサンデーショックを考慮する必要があります。
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地域ごとの御三家や共学御三家も登場
御三家や新御三家というのは東京都内の学校です。そのため神奈川御三家、神奈川女子御三家、千葉御三家、など地域ごとの御三家もあります。また、近年の共学人気から共学の御三家も登場しています。共学の御三家については、大学付属を含んだり含まなかったりなど様々なタイプがあるので、男子や女子の御三家のように明言するのは難しいです。御三家というくくりに入る学校は、どこも進学実績や指導内容に人気を集める魅力があります。ただ偏差値が高いだけでなく、人気が集まる理由があるので、学校ごとの特色を確認したうえで、どの学校を志望校にしていくか検討するようにしましょう。
中学受験 新御三家の受験対策として低学年のうちに取り組むべきこと
新御三家はどの学校も勢いがあり、人気も高まっているため、学校説明会や文化祭などの行事に行くと、とても魅力的に感じるでしょう。実際、合格するには低学年からの取り組みが大切になってきます。具体的にどのようなことを心がけておくことが望ましいのでしょうか。
まずは学習習慣を身につける
御三家や新御三家をはじめとする難関校に合格するためには難しい問題を読み解く力が必要です。しかし、初めから難しい問題を解こうとしても身に付きません。まずは正しい勉強方法がどのようなものであるかを知り、こなせるようにすることが必要です。そこで、小学校5年生の前期までは塾の内容を毎週必ずもれなく取り組むことから心がけていきましょう。
ただ宿題をしたかどうかの確認をするのではなく、毎週の勉強のゴールがどこなのかを子どもが理解することが大切です。宿題を終わらせることはもちろんですが、間違えた問題は解きなおして正しい知識を身につけること、宿題を解くだけでなく授業の内容を復習したり、翌週行われる振り返りのテストや漢字、計算テストのための勉強をすることまでが本来の毎週するべきことです。
もちろん塾に通い始めて間もないうちは、問題を解くのにも時間がかかりますし集中力もありません。そのため宿題をするので精一杯でしょう。毎週こなしていくことで、集中力を身につけたり理解力を身につけたりすることでできることが広がっていき、正しい学習習慣が身につくようになるのです。このように学習習慣を身につけて勉強のキャパシティを広げておくことが周りに差をつけることになりますし、将来的に大きな財産になります。
小学4年生までは基礎の徹底に努める
難関校の過去問を見ていると、応用力を身につけなければとか、記述対策の問題を解かなければとかと考える人も多いでしょう。しかし、基礎の土台がないところにはこのような発展的内容は身についていきません。そこで、まずは基礎力を徹底して身につけることから始めることが大切です。
小学校4年生の塾の指導内容というのは基礎力を身につけるカリキュラムになっています。算数も基礎的な計算や分数、小数の概念を学びますし、社会も都道府県や日本の地理や地形について学びます。これらは小学校5年生以降の学習の土台となるものです。知識を身につけるのはもちろんですが、算数の計算は解いたものを見直す練習をしたり数の概念を身につけたりするとても重要な内容が組み込まれています。
社会は都道府県を覚える際に、国語の授業で習っていないものでも社会の教科書で漢字で書かれているものは漢字で覚えることや、漢字を正しく覚えるための答え合わせの精度を高めることを学ぶことができます。これらのことは早いうちに習慣づけておくべき大切なことです。学習習慣を身につけることにも通じますが、取り組むことで正しい勉強方法を知り、基礎学力を盤石なものにしていくことができます。
できるだけ早いうちから学校見学をしておく
子どもから「中学受験をしたい」と言い始めたとしても、小学校低学年のうちは受験がどういうものかということはきちんと理解できていません。そのため、受験をしたいとか御三家に行きたいとかという気持ちがあるからといって、自分から勉強を自発的にすることは難しいです。しかし、子ども自身も「○○中学に行きたい」という気持ちがないと中学受験は乗り切ることができません。できるだけ早いうちに子ども自身が中学受験をしたい、○○中学に合格するために勉強を頑張りたいという気持ちを持つことが、中学受験を乗り切るためには不可欠です。
御三家や新御三家はどこも学校ごとに特色があり、文化祭や体育祭などのイベントは活気がありとても楽しそうな印象を受けます。そのため、見に行くと「こういう学校で過ごしたいな」と子どもたちも感じて受験に興味関心を持ちやすいです。
最初の見学で中学受験を決めて、毎日机に向かうようになる、というところまで目指すことは難しいですが、ちょっと頑張ってみようという気持ちは持てますし、塾の勉強にも前向きに取り組めるようになります。実際に御三家や新御三家に通っている知り合いがいる場合には、その人と会って話をする機会を設けるのも効果的です。
まとめ
今回は今人気が上がっている男子と女子の中学受験 新御三家の紹介をしました。どの学校も、東大をはじめとした難関大学の進学実績が伸びているだけでなく、学校ごとにさまざまな特色があります。魅力的なカリキュラムや行事を行っているため、親子で志望校にしたいと思うことも多いです。
ただし、新御三家はどの学校も人気が高く、御三家同様に受験倍率は高くなっています。決して簡単に合格できる学校ではないため、万全の準備が必要です。できるだけ早いうちからモチベーションを上げて受験に向けた準備ができるよう、子どもたちを学校見学に連れていき、実際に学校の雰囲気を感じさせる機会を設けておきましょう。また、難関校に合格できる学力を身につけるためにも、早いうちから正しい勉強の仕方や学習習慣を身につけさせておくことも大切です。
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