中学受験の息抜きにゲームはOK?受験勉強中のゲームとの付き合い方

中学受験の息抜きにゲームはOK?

スマホやパソコン、ゲーム機の普及によりほとんどの子が家庭でゲームをしています。しかし、中学受験の勉強をするとなると、勉強時間確保のためにも保護者は極力ゲームをさせないようにしたいと思うものです。とはいえ、受験勉強のためにスマホでのゲームを禁止したいと思っても、気分転換のためにゲームをしたいと言う子も少なくありまん。

そこでこの記事では、中学受験生はゲームをしているのかどうか、している場合にはどのくらいの時間しているのか、そしてどうやって受験勉強中にゲームを取り入れるとうまくいくのか、といった他の家庭のアイデアを紹介します。

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目次

中学受験生でも一定数の子はゲームをしている

パソコンやスマホ、ゲーム機は今ではどの家庭にもあるものです。受験生の中でも具体的にどのくらいの子が家でゲームをしているのでしょうか?

半数以上が平日1日1時間ゲームをしている

全国学力・学習状況調査の結果によれば、平日にスマホやテレビゲームを1時間以上している小学生の割合(中学受験生ではなく小学生)は約55%と、多くの子どもが毎日ゲームをしています。スマホの普及が進むとともに、1日のゲームの時間も増加傾向が進んでいる状況です。1日は24時間と限られているので、ゲームの時間が長くなれば他のことをやる時間が少なくなってしまいます。

学校で過ごす時間や食事やお風呂、睡眠時間などを除けば1日の中で自由にできる時間は2〜3時間ほどしかありません。その中で勉強もゲームもしたいとなると、どのように時間のバランスをとっていくかが大事になってきます。

ゲームとの付き合い方を考えることがとても大切

仲の良い友達がゲームをしていると、学校や塾でも話題になるのでわが子だけゲームをさせないというのはなかなか難しいです。子ども自身が受験までゲームをしないと決めたとしても、誘惑に負けてしまうことも少なくないでしょう。

無理にゲームを取り上げてしまうと親に隠れてプレイするようになったり、子どもがストレスフルになったりと逆効果になることも少なくありません。ゲームがなくなったから勉強に集中できるようになるかというと、そういうものでもないのです。

受験勉強は小学校4年ごろから始まります。まだ精神的にも幼く、受験生としての意識も薄い時期から取り組むことになり、なおかつ数年単位で続けるものだからこそ、ゲームと上手に付き合う方法を考えて生活に取り入れていきましょう。

受験勉強をしながらゲームを取り入れるためにできること

受験勉強をしながら上手にゲームに付き合うには、親子で決めておいたほうが良いことなどいくつかのポイントがあります。具体的には以下のようなことがあります。

ゲームをするときの時間ややり方の約束を決める

まずは「宿題が終わってから」や、「1日30分まで」といったゲームのやり方や時間についてのルールを親子でしっかりと決めておくことです。このとき、親がルールを決めてしまうのではなく、ゲームの良いところ悪いところを一緒に考えながらお互いに話し合って決めましょう。

親に勝手に決められたルールより自分も一緒になって決めたルールの方が子どもは守りやすいですし、守れなかったときには「どうしたらうまくできるのか」を自分で考えられるようになります。親が一方的に決めると、守らなければならないという意識も薄くなりがちですし、約束を破った際に「だってお父さん(お母さん)が勝手に決めたものだもん」といった言い訳をすることがあり、思うようにルールが守れない状況ができやすいので気を付けましょう。

約束を決めたからと言って、最初からうまくルールを守れるとは限りません。むしろ、子どもと話し合って決めたからといってすぐにルール通りに子どもたちが動けるわけではないと思っておきましょう。ルールを守れないとどうしてもイライラしてしまいますし叱りたい気持ちも出てきますが、しばらくは様子を見ることが大切です。なかなかルールが守れない場合には、なぜ守れないのか一緒に話し合って新しい方法に挑戦してみたり、ときには見守ってあげたりして、少しずつ成長を促すことでルールを守れる状態に繋がります。

ゲームは保護者の見える場所でプレイする

自分の部屋にゲームを持ち込んでプレイをすると、親の目がないからといって夜遅くまでプレイをしてしまったり、夢中になって約束の時間にストップできずに長時間プレイしてしまったり、勉強の時間にもゲームがチラついて思わず隠れてプレイしてしまったりと悪循環に陥る原因となります。特にゲームをベッドまで持ち込んでプレイするようになってしまうと夜ふかしが原因で翌朝起きれなくなるだけでなく、勉強にも支障が出てくるようになりとても危険です。

そこで、リビングなどの家族のいる部屋、保護者の見える場所でプレイさせるように約束するようにします。これは、部屋に持ち込んでゲームの置き場所も自分の部屋は避けるべきです。人目につくところで勉強することで、約束を守ることができるようになるだけでなく、自分の部屋は勉強する場所でリビングはリラックスする場所、という気分の切り替えやすい環境づくりにも繋がります。

時間を決める場合にはタイマーを活用するのがおすすめ

「1日30分だけ」や、「塾の宿題を終えてから」などルールを決めていてもゲームに集中していると時間を忘れてしまうものです。これは、子どもだけでなく大人でも言えることでしょう。保護者が様子を見ていて「そろそろ時間だよ」と声をかけてしまうと反抗したり、ちょっとしたケンカが発生することも少なくありません。それでなくても受験前には子どもたちもストレスが溜まりやすいですし、ナーバスにもなるので余計なケンカの原因は作りたくないものです。

そこで、自分で時間に気付くことができるようにタイマーやアラームをセットしてゲームをするようにするのがおすすめです。タイマーが鳴ったからといって即座にゲームを止めるのは難しいですが、自分で時間に気付き、止められるようにするのが大事です。ゲームも流れがあるのです止めるつもりがあってもすぐに止められないこともありますから、タイマーが鳴ったのに止めないからといってすぐに叱るのではなく、しばらく様子を見てから声をかけるようにしましょう。

スマホを持っている場合には部屋には持ち込ませない

塾に通っていると防犯対策や行き帰りの連絡用など、親子で連絡を取りやすくするためにスマホを持たせている家庭も多いです。子どもがスマホを持っているとゲームだけではなく、動画をみたり友達とのメッセージのやり取りをしたりして楽しむことも少なくありません。

スマホでいろいろなことを楽しむようになると、勉強をサボったり夜ふかしをしたりといった心配もあります。スマホを持つのは塾に行くときや外出時のみにしたり、使用時間を制限するだけでなく、自分の部屋にも持ち込まないように決めておくと良いでしょう。

勉強中にスマホがそばにあると、メッセージの通知が来て気になってどうしても触りたくなってしまうこともありますし、誘惑に負けてゲームの続きをしてしまたりするものです。そこで勉強するときには部屋に持ち込まないようにすることで勉強に集中しやすくなります。決して良いこととは言えないですが、スマホが気になるから早く宿題を片付けようと、勉強に集中することができるようになる子もいます。

ゲームや動画閲覧など、スマホの画面を寝る直前まで見ていると、スマホから出るブルーライトによって寝つきも悪くなり睡眠の質が落ち、睡眠不足になる原因です。睡眠不足は集中力や記憶力の低下など脳に悪影響を及ぼすため、気を付けるようにしましょう。受験生は学習効果を高めるためにも、体調管理のためにも、睡眠時間をしっかり確保するのはもちろんのこと、質の高い睡眠を意識することが大切です。

親子で一緒にゲームをするのも一つの方法

ゲームによっては1人でプレイするよりも、複数人でプレイしたほうが盛り上がるものもあります。そこで、時には親子で一緒にゲームをする機会を設けてみるのもおすすめです。

話し合いながらゲームを止めるタイミングを決められて、一人でゲームをしているときよりもスムーズに終わらせることができます。また、話しながら協力プレイをするものや一緒ミッションをクリアしていくタイプのものは、コミュニケーションを取りながらプレイができるので、1人で黙々とゲームをするよりも気分転換にも効果的です。受験が迫ってくると中々親子でコミュニケーションを取る時間を取れなくなりがちなので、親子の会話の機会としても有効です。

ゲームを通して学べることがある

どうしても「ゲーム」というと受験勉強の妨げになる悪いもの、というイメージがあるかもしれません。しかし、上手に活用できると受験勉強で良い効果を出すことができます。上手に活用するためのアイデアにはどんなものがあるのでしょうか?

スケジュール管理、時間管理能力を育てる

ゲームのルールを決めることで自分でゲームを止められるようになったり、ゲームをするために早く宿題を片付けたり、時間を見立てて行動できたりするようになります。そういった行動は受験勉強ですごく役に立ってきます。

その日の予定を考えて見通しを立てて行動することができたり、時間を見ながら行動できるようになったりすれば、親があれこれ言わなくてもやるべきことをこなすことができるようになります。また、限られた時間の中で効率よく勉強をしたり、試験時間内で優先順位を考えて問題を解いたりすることにも役立つスキルでもあります。

集中力をつけることができる

長時間夢中になってゲームができるのは集中力があるからこそのことです。中には集中力がないために、ゲームも中々取り組めない、楽しめないという子もいます。ゲームで身に付けた集中力も、ただ長時間同じものに取り組むことだけで身に着いたものではありません。

ゲームに取り組む中で、難しい場面をクリアするために攻略本を読んだり何度も挑戦したりすることも受験勉強でも役立つスキルとなります。没頭しすぎない程度に夢中になれるゲームが見つかれば、取り組む中で集中力も高まっていくでしょう。

勉強に関するゲームを取り入れれば楽しみながら勉強もできる

最近では、地理や歴史、漢字を覚えられるようなゲームや、動画で理科社会の勉強ができるものなど、勉強に関するゲームもたくさん販売されています。苦手な教科や分野もゲームであれば親しみやすく、気分転換にもなって効果的でしょう。

勉強に役立つゲームは直接的に勉強に関するものだけではありません。桃太郎電鉄であれば、日本地理の勉強にもなりますし、ブロックを使って建築したり、自分で組み立てて遊ぶようなゲームは想像力や思考力が高まり勉強にも役立ってきます。勉強の合間の遊びの時間で苦手な子も多い空間図形の勉強ができるのはとても効率的です。

塾によってはタブレットやパソコンを用いて授業を行うことも

コロナウイルスの影響もあり、塾によってはパソコンを使って動画配信授業を提供したり、授業や宿題の内容をタブレットやパソコンを用いて管理をするようになっています。保護者世代が受験勉強をしていた時代には、パソコンやタブレットを用いた授業をしていなかったため、本当に学習成果が出るのかと不安になったり、ちゃんと子どもたちが操作できるのかと心配したりする保護者もいるでしょう。

しかし、子どもたちの多くは日頃からゲームをしたり自分のスマホで連絡をしたりと電子機器に触れる経験をしているため、自分たちでうまく操作して動画を見たりタブレットに配信された宿題をしたりすることが可能です。そのため操作についての心配はありません。また、動画視聴もパソコンでの宿題管理も、塾のサーバーを通して学習状況が一元管理できるので、間接的に勉強状況を管理することができるというメリットもあります。

基本的には塾の勉強のためにパソコンやタブレットを用いることは学習効果が高いです。しかし、タブレットやパソコンを部屋に持ち込んでしまうと勉強以外のことに使ってしまう危険もあります。勉強しているようで動画を見ていたり、勝手にゲームをダウンロードして遊んでいたりして全く勉強していなかったり宿題が未提出になっていたりというトラブルも実際に起きています。

そこで、塾での宿題のためのタブレットやパソコンでの学習についても、極力部屋に持ち込ませずリビングなど目につく場所で勉強させることを心がけましょう。そうすることで、子どもたちがルールを破るような環境を作ってしまうことも避けられますし、パソコンやタブレット学習があるからという理由で他の塾へ通うことを検討する必要もありません。

まとめ

最初からゲームの時間ややり方のルールをその通りに完全にこなすのは不可能です。そんなときに保護者はどうしてもすぐに結果を出したくて叱ってしまいがちですが、一旦グッとこらえることを心がけましょう。

大人がすぐに声を掛けるだけでなく、子ども自身に「ルールを守るためにはどうしたら良いのか」を気づかせるように促すことも大事です。自分で気付くことができることで、自立自走で受験勉強ができるようになる足掛かりになります。

決めたルールを一度でも破ったからといってゲームを完全に禁止したりするのではなく、話し合いの機会を設けて少しずつ子どもに自分でコントロールできるように声をかけるようにしましょう。ときにはゲームに集中しすぎて宿題ができない、といった失敗を経験させても問題ありません。子どももゲームの時間をとりすぎて宿題が終わらず塾で居残りになったり、テストで点が悪かったりという経験をすることで今後のゲームとの付き合い方を改めて考えるきっかけになります。

受験勉強を始めてから本番までは時間もありますし、その間に子どももどんどん精神的にも成長していきます。スポーツや読書、習いごとのようにゲームも気分転換できるツールとして持っておくことは受験勉強でとても大切なことです。小学6年生になるまでに自分で管理・コントロールできるようになることを目指してゲームとうまく付き合っていく環境を作っていきましょう。

そして小学6年生になったら、成績と志望校を照らし合わせてゲームの止める時期を話し合っておくと良いです。集中力も勉強の時間もラストスパートに向けてアップさせるためです。小学6年生のいつまでゲームをやるのかは本人の成績次第になってくるでしょう。

中学受験で第一志望に合格したい方へ

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