中学受験 理科で出題される動物の問題を徹底解説!動物の分類&間違えやすい例題も網羅

中学受験 理科で出題される動物

中学受験の中で、動物の問題というのはとてもよく出題されるもの、というわけではありません。動物だけで大問が構成されるということは多くはありませんが、小問の一つとして出たり、関連知識として出たり、とちょこちょこと見かける問題ではあります。

中学受験というのは『1点の差で勝負が決まる』ものです。そのため、大問で取り上げられにくいものであっても、覚えておけば点数になるものはおさえておいて損はありません。動物もよく出題されるものは限られているので、知識を整理してインプットしておくべきことは身につけておきましょう。覚えたものが出題されれば、合格に大きく近づきます。

ここでは、動物の知識の中でも覚えておきたいものを厳選して紹介します。動物の中でもよく取り上げられるものなので、ぜひ参考に覚えてみてください。

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目次

中学受験 理科で出題される動物の問題に関する基礎知識

中学受験の理科で出題される動物に関する問題は、生物学において最も基礎的な部分を担っています。中学受験だけではなく、中学、高校で習う生物学の基礎にもなるため、深い理解が求められる部分とも言えます。

しかし、基礎的な部分だからこそ暗記する内容は多く、理科は多くの生徒たちの頭を悩ませる部分となっています。

ここでは受験に挑む生徒のために中学受験の理科の科目で出る動物の問題がどんなものか説明したいと思います。

中学受験で出題される動物の問題は以下のような問題があります。

  • 気温が変わっても体温を一定に保つことができる生物を□と言います。
  • 気温の変化によって体温が変わる生物を□と言います。
  • ペンギン、カエル、馬、ダチョウ、このうち鳥類に分類されるものを選びなさい。
  • 背骨がある生物を□と言います。
  • 無せきつい動物の内、昆虫など最も多く占めるのは□と言います。

このように暗記する部分が多く、基本は穴埋めや分類式の選択問題がメインとなります。基本は暗記である程度点数を獲得できますが、分類では膨大な数の生物が出題される可能性があるため注意しましょう。

生物学で分類されている生物の数は膨大にのぼるため、全てを暗記するのは中学受験では不可能です。

そのためどの分類がどういう法則でされているのか理解し、効率的に覚えられるようにするといいでしょう。

覚えるポイントは上記にもある恒温動物、変温動物の他、セキツイ動物、無セキツイ動物、魚類、両生類、爬虫類、鳥類、ほにゅう類、節足動物あたりをよくチェックし、暗記するようにしましょう。

背骨での動物の分類

動物の分類方法にはいくつかありますが、その中でも重要なものの一つが『背骨があるか・ないか』という分類です。2つの特徴と、覚えておきたい動物を紹介していきます。

セキツイ動物の特徴

セキツイ動物とは、背骨がある動物のことです。セキツイ動物は『魚類』『両生類』『爬虫類』『鳥類』『ほ乳類』に分類されます。

それぞれの『生活する場所』『子どもの産み方』『体表』『体温』『呼吸』が違うので覚える必要があります。ここでのポイントは、ほ乳類のみが胎生で卵ではなく親と似ている子どもを産むというところです。また、親が子育てをするためという理由から、鳥類は一回に産む卵の数が少ないです。卵も殻があるかないかで分類されます。殻があるのは鳥類と爬虫類で殻がないのは魚類と両生類になります。

呼吸法に関しては両生類がポイントです。子どもの頃は水中で生活するためエラ呼吸ですが、大人になると皮膚と肺で呼吸します。オタマジャクシからカエルになる例がわかりやすいでしょう。このような例外が、中学受験の理科ではよく問われます。しっかりと覚えましょう。

無セキツイ動物の特徴

無セキツイ動物とは背骨がない動物のことです。無セキツイ動物は『節足動物』『軟体動物』『それ以外』に分類されます。さらに節足動物は『甲殻類』『昆虫類』『クモ類』『ムカデ類』『ヤスデ類』に分類されるのです。

節足動物の特徴は、外骨格に節があること。昆虫に関しては詳しく学んだほうがいいでしょう。ちなみにクモは足が8本なので昆虫ではありません。

軟体動物は柔らかく節がないのが特徴で、貝類やタコやイカのことです。それ以外の無セキツイ動物としては、単細胞生物などがいます。

中学受験 動物の種類による分類

セキツイ動物と無セキツイ動物の分類だけでは、動物の分類としては不十分です。もう少し細かい種類での分類も合わせて確認しましょう。呼吸法や体温など、動物によってさまざまな違いがあり、それによって分類がされています。

魚類

魚類とは一般的にいう「さかな」のことです。魚類には『メダカ』『サケ』『コイ』『サメ』『タツノオトシゴ』『エイ』などがいます。魚類はエラ呼吸のため一生水の中で暮らし、変温動物で水中で殻がない卵を産みます。魚類は大量に卵を産みます。体表はウロコで覆われています。

両生類

両生類には『カエル』『サンショウウオ』『イモリ』などがいます。両生類は子どものときはエラ呼吸で、大人になると肺呼吸になるという特徴がり、変温動物で水中で殻がない卵を産みます。体を覆うウロコなどがなく、乾燥に弱いという弱点があるのです。魚類から進化して動物で初めて陸に上がったのが両生類といわれています。

爬虫類

爬虫類には『トカゲ』『カメ』『ヤモリ』『ヘビ』『ワニ』などがいます。爬虫類は肺呼吸をし、陸上で殻がある卵を産みます。変温動物です。体表は角質化しているウロコで覆われています。トカゲやヘビなどは耕作地や河川敷に生息し、カメなどは川岸や川の中に生息しています。ほとんどの爬虫類は冬眠するでしょう。

鳥類

鳥類とは一般的にいう「とり」のことです。鳥類には『スズメ』『ニワトリ』『ハト』『ペンギン』『ダチョウ』などがいます。ペンギンは飛ぶことはできませんが、他の鳥と同じ動きで水中を泳いでいます。鳥類は肺呼吸です。陸上で殻がある卵を産みます。まわりの温度で体温が変化しない、恒温動物です。ほとんどの鳥類にはくちばしがあります。

ほ乳類

ほ乳類には『イヌ』『ネコ』『アザラシ』『イルカ』『ヒト』『カモノハシ』などがいます。ほ乳類の名前の由来は、子に母が乳を飲ませて育てるからです。ほ乳類は肺呼吸で恒温動物、親に似ている子どもを産みます。しかし例外として卵を産むほ乳類がいます。カモノハシなどがそうです。卵で産まれますが乳で育つためです。また、ほ乳類は頭がいいとされていて、水族館ではイルカやアザラシが芸を披露しています。毛が体にはえているのも大きな特徴です。

中学受験 動物の分類で間違えやすいもの

動物の分類で間違えやすいものはいくつもあります。中学受験はこのように分類の例外であったり、間違えやすいものが出題される傾向にあるものです。少しややこいいですが、ここで紹介しているものはよく出題されるものなので、丹後町などにまとめておいて反復し、間違えないようにしっかりと頭にインプットしておきましょう。

ペンギンとダチョウ

ペンギンは空を飛ばないですが、鳥類です。羽毛やくちばしがあるので、鳥類と覚えることもできます。ダチョウもペンギンと同じく、空は飛ばないですが鳥類です。

イモリとヤモリ

イモリとヤモリは言葉が似ているため混同してしまいがちです。漢字で書くとイモリは「井守」と書き、井戸の「井」がつくことから両生類と連想して覚えましょう。またヤモリは「家守」と書き、家の守り神で爬虫類です。

絵を見て答えるタイプの問題の場合は、指先に注目しましょう。ヤモリは吸盤みたく広がっているのでわかりやすいです。イモリとヤモリは理科の中では非常に有名な存在ですので、間違えないようにしましょう。

クジラやイルカ

見た目が似ているクジラやイルカは、どちらもほ乳類のクジラ目に分類されます。クジラとイルカの違いは、体の大きさが決め手といわれています。体長4~5m以下をイルカと呼んでいます。ちなみにシャチもほ乳類で、サメは魚類です。

イカやタコ

魚類と間違えてしまいがちですが、背骨がないためイカやタコはセキツイ動物ではなく、無セキツイ動物の『軟体動物』になります。

コウモリ

コウモリは空を飛びます。そのため鳥類と思われがちですが『ほ乳類』なのです。コウモリの体は羽毛ではなく毛で覆われています。そして、コウモリの翼は羽ではなく皮膚が伸びたものなのです。

ウミガメ

海でも陸でも生活できるウミガメは、両生類に分類されると思いがちです。しかし爬虫類に分類されます。ウロコで覆われており、殻がある卵を産むのでしっかりと爬虫類の特徴があるのです。

まとめ

中学受験理科で出題される動物の問題の中でも、覚えておきたいポイントや間違いやすいポイントをまとめて紹介をしました。動物の知識の中でも分類は非常に重要です。やみくもに頭の中に入れるのではなく、分類と動物の特徴や法則をしっかり理解し、分類ごとに整理して覚えておきましょう。

また、後半で紹介した通り、分類の法則とは違うイレギュラーな問題もあるので注意が必要です。中学受験理科の動物の知識は、この先中学校、高校で学ぶ生物学の基礎となります。覚えることがたくさんありますが、頑張って覚えておくと中学受験だけでなくその先でも役立ちます。頑張って覚えるようにしましょう。

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