『植物は覚えるだけ』と言われることがよくあります。しかし、暗記が苦手な子にとっては、その『覚えるだけ』ということができないものです。また、中学受験にむけて覚えるべき植物の知識は膨大にあります。そのため、覚えるのにもかなりの労力が必要ですし、さらに短期的に記憶に残ったとしても、受験までしっかりと頭にインプットして活用できる状態に仕上げるのは、決して簡単なことではありません。
そこで活用したいのが語呂合わせです。語呂合わせというと、勉強よりも遊びの延長に思われることも少なくありません。しかし、語呂合わせにすることで記憶に残りやすくなりますし、楽しみながら覚えることができます。思い出せないときも、語呂がヒントになって出てくることもあり、助けられる場面が多いです。
この記事では、植物の問題対策として知識の覚え方と、おすすめの植物の問題対策になる語呂合わせを紹介していきます。ぜひ参考にして、頭の中に植物の知識をインプットしていきましょう。
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中学受験理科の植物に関する基礎知識
中学受験の理科の植物は、アサガオから光合成や植物の呼吸、発芽に関する問題やおしべ、めしべの数など様々な問題があります。
例えば、中学受験の理科の植物の問題には、以下のような問題があります。
※□の部分が空欄できかれます。
- アブラナには,花びらが□枚,おしべが□本。おしべは□本が長い。
- アサガオのはいしゅは□個。
- 子ぼうは成長して果実になり,□が成長して種子になる。
- でんぷんに よう素液を加えると□色になる。
- ジャガイモは□に養分をたくわえ,
- サツマイモは□に養分をたくわえている。
- ダイズの種子は□に養分をたくわえる。
- 種子のうち,芽生えて根やくき,葉になるところを□という。
- こん虫には足が□本あり,はねは□枚。
- さなぎの時期がないこん虫には□がいる。
- こん虫は□で空気の出し入れをして, □で呼吸をしている。
- アオムシは □科の植物を食べる。
- 地面に広がって冬ごしをする葉を □という。
このように穴埋め問題がメインとなります。中学受験の理科の範囲は余り明確なものはなく、学校によって問題内容は変わってきます。
軽く触れる程度の問題もあれば、「植物の分類表」に従って、上記のように花や野菜の分類を問う出題もあります。
植物の分類を問う入試の場合、ウリ科、ヒルガオ科、キク科、ナス科、アブラナ科、バラ科、マメ科、ブナ科、イネ科、ユリ科、裸子植物とそれぞれの仲間を暗記しておけばある程度点数を取ることができます。
中学受験植物の勉強の進め方
まずは、語呂合わせを紹介する前に、植物の問題に対応するために、どのような取り組みが必要なのかを紹介していきます。語呂合わせだけを覚えるのではなく、植物で必要な知識を身につけ、そこから覚えにくいものやよく出題されるものの語呂合わせを覚えて、知識を確実なものにしていくようにしましょう。
まずは基礎内容を覚えていく
理科の知識を覚えるにあたっては、知識量が重要です。とはいえ、覚えるべき言葉をすべて拾っていくのは簡単ではありません。まずは、教科書で太字になっているような確実に覚えるものをおさえ、そこから少しずつ知識の広がりを作っていきましょう。
一問一答の活用
覚えるべき最低限の知識のインプットをしていくなら、一問一答がとても効果的です。塾に通っている人なら、塾のテキストの中に一問一答のページがあります。まずは一問一答から始め、覚えるべき知識を整理したうえで、次の実践問題に進んでいきましょう。一問一答で問題に答えられるようになったら、逆に答えからその用語の説明をする練習をすると、さらに知識が確実に頭に入り、対応できる問題の幅も広がります。
演習問題で反復
演習問題を解いていくと、一問一答よりも少し難しい内容になってきます。せっかく一問一答で知識を覚えたのに問題が解けない、という経験をしたことがある人も多いでしょう。演習問題になると解けない理由としては、問題に必要な知識が覚えられていないからなのか、覚えていたのに答えられないのかという2つのパターンがあります。そこで、解けなかった理由を確認することが大切です。
演習問題というのは、一問一答の知識の使い方を覚えていきます。なので、知識が入っていなければ答えることができません。また、知識は入っていても、問題のきかれ方で勘違いをしたり、覚え違いをしていたりといった理由で答えにたどり着けないこともあります。このような間違えた理由の分析をしながら反復をしていくと、覚えた知識を活用して解く力がついていき、理科の問題が解けるようになっていきます。大事なのは問題を解くことよりも、間違えた問題をどう解いていけばよいのかという過程を理解することです。解き直しをゆっくりと時間をかけて取り組んでいきましょう。
定期的な見直しの機会を設ける
一度覚えた知識もすぐに完璧にインプットできるわけではありません。新たなことを学ぶとそのたびに抜けが出てきてしまいます。抜けたものが出るのは当然ですし、誰でも経験をすることです。見直しの機会を設けてもう一度暗記内容を見返すことで、記憶に残りやすくなります。
すき間時間を見つけて、抜けている内容の振り返りの時間を作るようにしましょう。この反復の時間を設けることができること、確実に回数を設けることができることが、植物を得意にするとても大切なステップです。
中学受験の植物で覚えておくべき語呂合わせ
知識の暗記が大事、反復練習・定期的な見直しが大切、ということを先に説明しましたが、その際にとても効果的なのが中でも覚えておくべき項目の語呂合わせを紹介していきます。どれもよく出る知識なので、確実に頭にインプットしていきましょう。
『畑のジャガイモ腐っとる』
これは、茎に養分を蓄える植物を暗記するための語呂です。植物は根、茎、葉のどこかに栄養を蓄えていて、それぞれの部分に栄養を蓄える植物が問題として出題されます。特にイメージしにくい茎に栄養を蓄える植物はよく出題されるので、暗記をしておきましょう。
茎に栄養を蓄える植物には『ハス、タケ、ジャガイモ、クワイ、サトイモ』があり、この5つを組み合わせて『ハ(ス)、タケ、(の)ジャガイモ、ク(ワイ)、サット(イモ)る』という語呂で覚えるのです。
『山田!大殺人か!』
これは、根に養分を蓄える植物を暗記するための語呂です。かなりインパクトが強いので、頭に残りやすい語呂なのではないでしょうか。
また、この語呂は言うだけでなく、語呂に出てくる植物を実際に目で見て覚えるのが効果的です。大根やサツマイモはひげのような根がついていて、ここから養分を蓄えるんだと確認できることで、記憶に残りやすくなります。
根に栄養を蓄える植物として、語呂に出てきているのは『ヤマノイモ』『ダリア』『ダイコン』『サツマイモ』『ニンジン』『カブ』の6つです。これを組み合わせて『ヤマ(ノイモ)、ダ(リア)、ダイ(コン)、サツ(マイモ)、(ニン)ジン、カ₍ブ)』という語呂で覚えます。
先ほどの茎に養分を蓄えるで紹介した『畑のジャガイモ腐っとる』と合わせて覚えると良いでしょう。
『サバリンのモモ、うめ~な、イチゴ!』
これはバラ科の植物を暗記するための語呂です。バラ科の植物には『サクラ』『バラ』『リンゴ』『モモ』『ウメ』『ナシ』『イチゴ』があり、その7つを組み合わせて『サ(クラ)、バ(ラ)、リ(ンゴ)、(の)モモ、ウメ~、ナ(シ)、イチゴ』という語呂で覚えます。
バラ科には決まった特徴があるので、中学受験でよく問われます。バラ科の特徴は、花弁とがくは5枚、おしべは多数または10本です。これさえ覚えておけば大丈夫ですので、しっかりと覚えましょう。
『だいこんあぶらなきゃ、ぶろかりなずな~』
これはアブラナ科の植物を暗記するための語呂です。アブラナ科の植物には『ダイコン』『アブラナ』『キャベツ』『ブロッコリー』『カリフラワー』『ナズナ』があり、この6つを組み合わせて『ダイコン、アブラナ、キャ(ベツ)、ブロ(ッコリー)、カリ(フラワー)、ナズナ』という語呂で覚えます。
アブラナ科は中学受験では必須とされています。しっかりと覚えましょう。アブラナ科の特徴は、花弁が4枚、おしべは6本(長いものが4本で短いものが2本)などです。他の植物は圧倒的に花弁が5枚です。アブラナ科のみ4枚ですので必ず覚えましょう。花弁とおしべの本数が違うことも大きな特徴になります。
朝昼さつまいも!
これはヒルガオ科の植物を暗記する語呂です。ヒルガオ科の植物には『アサガオ』『ヒルガオ』『サツマイモ』があり、この3つを組み合わせて『アサ(ガオ)、ヒル(ガオ)、サツマイモ』という語呂で覚えます。
ヒルガオ科の特徴は、花弁・がくはどちらも5枚で、花弁は根元まで繋がっている合弁花です。ツルは上から見ると左巻きなのに対し、つぼみは上から見たら右巻きになています。ユウガオはウリ科ですので注意してください。
へちま顔、好きか?
これはウリ科の植物を暗記する語呂です。ウリ科の植物には『ヘチマ』『ユウガオ』『スイカ』『キュウリ』『カボチャ』があり、この5つを組み合わせて『ヘチマ、(ユウ)ガオ、ス(イカ)、キ(ュウリ)、カ(ボチャ)』というロゴで覚えます。
ウリ科といえば、ヘチマ。ウリ科の特徴は、花弁・がくはどちらも5枚、根元まで花弁が繋がっているので合弁花です。めばなにおしべがなく、おばなににめしべがない単性花になります。単性花はこのウリ科と裸子植物なので、しっかり覚えましょう。大きな緑色の実がなるものが多いです。
『聞くとひまで、ひめたん、こすだり』
これはキク科の植物を暗記する語呂です。キク科の植物には『キク』『ヒマワリ』、『ヒメジョン』『タンポポ』『コスモス』『ダリア』があり、この6つを組み合わせて『キク(と)』『ヒマ(ワリ)』(で)『ヒメ(ジョン)』『タン(ポポ)』『コス(モス)』『ダリ(ア)』という語呂で覚えます。
キク科の花弁は5枚で、根元まで繋がっているので合弁花になります。キク科の植物は一番多く進化した種族といわれていて、多くの花が集まって一つの花に見えるのが特徴となります。花を咲かせる季節を覚えると良いでしょう。春はハルジオン、夏はヒマワリ、秋はコスモス、タンポポは一年中咲きます。キクの外来種である『セイタカアワダチソウ』も知っておいて損はありません。
四角に並ぶな!
これはブナ科の植物を暗記する語呂です。ブナ科の植物には『シイ』『カシ』『クリ』『ナラ』『ブナ』があり、この5つを組み合わせて『シ(イ)、カ(シ)、ク(リ)に、ナラ、ブナ』という語呂で覚えます。
ブナ科は裸子植物で、め花がたくさん集まり穂のような形になります。穂は直立するものから、垂れ下がるものまで様々です。それぞれのめ花の形は図鑑で確認しておくとよいでしょう。知識と合わせてイラストから『○○のめ花を選びなさい』という問題が出題されることもあります。
ロゼットおばさん、ひなたでイチゴ待つ
これはロゼット草を暗記する語呂です。ロゼット草には『オオバコ』『ヒメジョン』『ナズナ』『タンポポ』『イチゴ』『マツヨイグサ』があり、この6つを組み合わせて『オオバ(コ)、ヒ(メジョン)、ナ(ズナ)、タ(ンポポ)で、イチゴ、マツ(ヨイグサ)』という語呂で覚えます。
泣くぞ、アエ~ン
これは子葉が地中に残る植物を暗記する語呂です。子葉が地中に残る植物には『ナラ』『クリ』『ソラマメ』『アズキ』『エンドウマメ』があり、この5つを組み合わせて『ナ(ラ)、ク(リ)、ソ(ラマメ)、ア(ズキ)、エン(ドウマメ)』という語呂で覚えます。
双子葉植物のほとんどは、子葉が地上にでるものです。子葉が地上に残る植物は覚えておきましょう。
トウマスがっくり
これはお花とめ花がある植物を暗記する語呂です。お花とめ花がある植物には『トウモロコシ』『マツ』『スギ』『カキ』『クリ』があり、この5つを組み合わせて『トウ(モロコシ)、マ(ツ)、ス(ギ)、カ(キ)、クリ』という語呂で覚えます。
お花とめ花がある植物にはウリ科の植物やトウモロコシがありますので、覚えましょう。お花とめ花が同じつるにつくことを『雌雄同株』といいます。
株で異常なからす売り
これはお株とめ株がある植物を暗記する語呂です。お株とめ株がある植物には『イチョウ』『カラスウリ』があり、この2つを組み合わせて『株でイチョウ、なカラスウリ』という語呂で覚えます。
雌雄同株とは反対に、お花とめ花が別の個体につける『雌雄異株』です。他にはキウイフルーツやほうれん草があります。
合併花はゴーゴー
おしべの数はとても覚えにくいです。合併花のおしべの数は原則で5本です。しかし例外として、バラ科・アブラナ科・マメ科の離併花の三種類も良く問われますので、下記を参考に覚えましょう。ちなみに、単子葉植物の植物のおしべは3の倍数で、ユリ科が6・イネが6・トウモロコシが3です。裸子植物のおしべは多数です。とてもややこしいので頑張って覚えましょう。
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中学受験の植物を語呂を覚える際の注意点
語呂を覚える際には以下の2つのことに気を付けましょう。せっかく語呂を覚えても活用できなくなる危険があります。
漢字の確認を忘れない
語呂を覚えるときには、どうしても口頭で何度も繰り返して覚えます。口頭で覚えていると、だんだんとテキストや元々の語呂を書いたメモなどを見返さなくなるものです。語呂の中には漢字で書く必要があるものも多くあります。漢字で書けなければせっかく覚えた語呂も役に立ちません。定期的に正しい漢字を確認しておきましょう。
その語呂がどういうものなのか確認しておく
語呂は覚えやすいように、覚えるべき知識をコンパクトにまとめています。そのため、覚えたものがどういうものなのか、ということの確認をしておくことが必要です。
例えば、最初に紹介した『畑のジャガイモ腐っとる』という語呂も、これだけ読んでも何のことかの説明が語呂には入っていません。そこで、暗記する際には『茎に栄養を蓄える植物は畑のジャガイモ腐ってる』ということを確認するとともに『語呂の中に入っている植物は、ハス、タケ、ジャガイモ、クワイ、サトイモの5つ』ということも確認するようにしましょう。こういった確認作業をしていくことで、次第に暗記した語呂が正しく活用できるようになります。
空き時間を活用して覚える
語呂を覚える作業というのは机に向かわなくても取り組みやすいです。また、語呂だけを覚えても得点源になるわけではありません。そこで、机に向かってしっかりと勉強に取り組める時間には、語呂の暗記よりも塾の宿題や算数の演習などに取り組みましょう。
語呂を覚えるのはお風呂やトイレの中や、塾の行き帰りの時間、お迎え待ちの時間などのすき間時間と相性がとても良いです。パッと思いついたときにすぐに語呂の確認ができるように、単語帳や小さなノートにまとめておくのがおすすめです。
まとめる時間がないという人は、語呂をまとめた参考書を購入するとよいでしょう。あらかじめ、すき間時間に取り組みやすくするために持ち運びやすいコンパクトなものが多いですし、中には切り取って単語帳にできるタイプのものもあります。
まとめ
この記事では、中学受験の植物の中でも覚えておきたい語呂を紹介しました。植物は知識としてインプットすべきものが多く、苦手意識を持たれることもあります。しかし、覚えるべきことをしっかりと整理しておけば、どんなパターンの問題が出題されても対応できるようになります。
語呂は机に向かってじっくり時間をかけて覚えるものではありません。授業や宿題で覚えた知識を完璧にするために、すき間時間を使って見直しをするためのものです。空き時間を利用して取り組めるようノートや単語帳にまとめておきましょう。また、覚えた知識を活用できなければ意味がないので、覚えた語呂がどういうものなのか、そこで出てくる言葉の漢字はどう書くのか、といったことも合わせて確認をしておくことが大切です。
中学受験は理科ではなく、「社会」の出来で合否が決まります!
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